旅のお供はこれ一つ。
95%の和紙が生み出す洗い心地。ボディタオル”WASH”

プロジェクト名

旅のお供はこれ一つ。
95%の和紙が生み出す洗い心地。ボディタオル”WASH”

事業者名

株式会社中村屋

プロジェクト実施期間

2025年3月31日~2025年5月30日
 

目標

100,000円

成果

--

プロジェクト実施者について

株式会社中村屋

代表者:
中村 千賀子
所在地:
三田市つつじが丘北1-5-2
事業概要:

編み物グッズ及びボディタオルを企画・開発・卸売・販売。
URL:
https://www.nakamuraya.life
問い合わせ先:
TEL 079-506-2821
(担当:中村)

株式会社中村屋

株式会社中村屋の
コンセプト

30年に渡る編物の開発・製造・販売などの事業を引継ぎ2012年に創業しました。
日本の職人技術による時間を掛けた丁寧なモノづくりへの敬意を込めて「古き良き」を大切にすると同時に、一時の流行に乗ることなく、安定した「質」と「量」を供給することをモットーとしています。
ユニークな発想と、経験豊かな職人たちの技術を活かしながら創業以来ボディタオルを中心に新しいアイテムを世に出し続けています。

中村屋の丁寧なモノづくり

クラウドファンディングの成果

プロジェクト実施者の言葉

- 新しい挑戦は原点回帰
創業時から、アイデアが出れば持ち込んで試作し、新しい商品を世に提案してきました。
昨今は資材費や人件費の上昇の中、売れている商品の価格維持や低価格化のために知恵や技術を使っていました。
今回のプロジェクトを通して、世の中にまだ無いもの、そして、まだ見ぬ誰かが使いたいと思う製品を創造するためには、技術的にもスケジュール的にも新しい挑戦と試行錯誤の繰り返しが不可欠であることを学びました。
そういったことを通して「ものづくりの楽しみ」を感じながら「ものを作れる、形にできる」ことの強みを改めて実感し、この強みこそ創業以来、弊社が存在し続ける理由であることに気づくことができました。

- 使って頂いてからが本当のスタート
今回のプロジェクトを通して、ものを作ることがスタートではない。ものが出来たらゴールでもない。使って頂いてからが本当のスタートだと気が付きました。サンプルを作っては試用し改善していく、この作業は永遠に繰り返されます。
そして、今回Makuake様で舞台に立たせて頂くことで、小さな輪の中での評価から、大きな輪の中での評価をいただくことになります。今後はそれらの評価を活かしてさらなる改善や新しいものづくりへの取り組みにつなげていけると思います。

長く使われている機械囲まれた作業場

独自の技術から生み出された新製品”WASH”

プロジェクトで苦労したこと

「職人の気持ちが動く商品」を企画し
職人との一体感を醸成

新商品の開発に当たり、新しいアイデアは浮かぶものの、職人の考えとの間に相違が生まれ、なかなか企画段階に進むことができませんでした。
しかし、「職人の気持ちが動く商品」を念頭に職人と何度も打合せを行うことで一体感が醸成されていき、製造の現場から出てきた案が最終的に和紙独自の特性を活かした新商品(WASH:ワッシュ)につながりました。

一からの開発となるため、職人達と二人三脚でプロジェクトを進めていくなか、日程調整が大変でしたが、中央会担当者様の手厚いサポートのおかげで、なんとか予定通りに進めることができました。
担当者様と専門家の方からは、サンプルの使用感から販売開始後の販路開拓、プロジェクトページを作成するにあたっての商品の見せ方・伝え方など多岐に渡ってアドバイスをいただきました。
インターネットを使用した販売やマーケティングについて課題を感じていましたので、今回の経験は今後大いに役に立つと考えています。

長く培われた職人の技術

職人達との絆から生まれた”WASH”

今後に向けて

- Do more than words

『和紙糸の編み物といえば中村屋』そうなるように進んでいきたい。
今世の中に出ている和紙糸製品は和紙糸+綿やポリエステルなどを混紡して使用し、さらに洗い加工で和紙糸そのものの風合いを抑える方法がメジャーです。

今回のプロジェクトでは和紙糸をそのまま押し出しています。半年間、和紙糸そのものと向き合って来た中で、現時点でも量産化は難しいのが現実です。ここについては引き続き挑戦します。
同時に、和紙糸の機能や特徴を肌で実感してきました。編物X和紙糸にはボディタオル以外にも多くの可能性を感じています。

今後はその可能性への挑戦として新しい商品を日本だけでなく、世界にも提案し続けていきたいです。おそらく、今回のプロジェクトでWASHを手に取って頂けた方々の中にも私たちと同じようにWASHの可能性を感じていただける方がおられると思います。そんな方々の意見を受け取ったり、交流した中で継続してものを作り、興味を持ち続ける取り組みに励みます。この機会を経て、言葉や思いだけでは物事は進まず、とにかく動く、進もうとすることで前が見えることを勉強させて頂きました。この気持ちと経験を活かして産業の維持と技術の発展に注力したいです。

職人との一体感

伝統を守りながら生まれた”WASH”

ページ制作を担当した
合同会社あおに 代表
クリエイティブディレクター 
堀川雄一氏から一言

日本の職人技が息づく和紙ボディタオル

『和紙ボディタオルWASH』プロジェクトでは、旅行者が抱える「タオルがかさばる」「洗い心地が物足りない」といった具体的な悩みを徹底的に洗い出しました。95%和紙の技術背景や、乾きやすさ、泡立ちの工夫といった商品の特徴を、実際に旅行や銭湯、サウナを利用するシーンに沿って具体的に表現。ユーザーが体験するメリットを分かりやすく伝えるストーリー作りに注力し、現実の使用感がすぐに想像できるよう努めました。

制作に携わる中で印象的だったのは、中村屋さんの「ボディタオルもブランドとして認められる可能性がある」という信念と、「タオルは生き物」という素材への深い理解でした。価格競争が激しいボディタオル市場において、和紙95%という素材へのこだわりと国内一貫生産体制は、日本のものづくり精神を体現しています。

中村屋さんには、このプロジェクトで培われた「常識にとらわれない発想」をさらに発展させていただきたいと思います。繊維産業の海外移転で失われつつある日本の職人技術を守り伝えるという使命は、単なる商品開発を超えた文化的意義を持っています。このような誠実なものづくりの姿勢がより多くの人に伝わることを願っています。

日本の職人技が息づく和紙ボディタオル

『和紙ボディタオルWASH』プロジェクトでは、旅行者が抱える「タオルがかさばる」「洗い心地が物足りない」といった具体的な悩みを徹底的に洗い出しました。95%和紙の技術背景や、乾きやすさ、泡立ちの工夫といった商品の特徴を、実際に旅行や銭湯、サウナを利用するシーンに沿って具体的に表現。ユーザーが体験するメリットを分かりやすく伝えるストーリー作りに注力し、現実の使用感がすぐに想像できるよう努めました。

制作に携わる中で印象的だったのは、中村屋さんの「ボディタオルもブランドとして認められる可能性がある」という信念と、「タオルは生き物」という素材への深い理解でした。価格競争が激しいボディタオル市場において、和紙95%という素材へのこだわりと国内一貫生産体制は、日本のものづくり精神を体現しています。

中村屋さんには、このプロジェクトで培われた「常識にとらわれない発想」をさらに発展させていただきたいと思います。繊維産業の海外移転で失われつつある日本の職人技術を守り伝えるという使命は、単なる商品開発を超えた文化的意義を持っています。このような誠実なものづくりの姿勢がより多くの人に伝わることを願っています。